作品概要
- タイトル:アダム&アダム(原題:The Adam Project)
- 配信プラットフォーム:Netflix
- 公開年:2022年
- 監督:ショーン・レヴィ
- 脚本:ジョナサン・トロッパー、T・S・ノーリン、ジェニファー・フラケット、マーク・レヴィン
- ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー、ドラマ
あらすじ
2050年の未来、人類はタイムトラベル技術を手にしています。主人公アダム・リード(ライアン・レイノルズ)は戦闘機パイロットでありながら、未来を救うために過去へ飛ぶミッションを担います。しかし、アクシデントによって2022年に誤って到着し、そこで12歳の自分(ウォーカー・スコーベル)と出会うことに。
大人と少年の2人のアダムは協力し、タイムトラベル技術の悪用を防ぐべく、未来に影響を与える陰謀を暴こうとします。さらに、亡き父ルイス・リード(マーク・ラファロ)の関与が明らかになり、アダムは家族との絆と過去を見つめ直すことになります。
監督・キャスト紹介
監督:ショーン・レヴィ
ショーン・レヴィは、ファミリー向けの冒険映画やコメディ作品を得意とする監督であり、『ナイト ミュージアム』シリーズや『リアル・スティール』などのヒット作を手がけています。近年ではNetflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の製作総指揮にも関わり、幅広いジャンルの作品で成功を収めています。
主演:ライアン・レイノルズ(アダム・リード)
ライアン・レイノルズは『デッドプール』シリーズで知られ、アクションとユーモアを巧みに融合させる演技が持ち味です。本作でも彼のシニカルなユーモアが随所に光り、シリアスな展開の中にも笑いをもたらしています。
ウォーカー・スコーベル(12歳のアダム)
本作で映画デビューを果たしたウォーカー・スコーベルは、ライアン・レイノルズの若い頃を完璧に再現した演技で話題になりました。特にレイノルズ特有の話し方やテンポ感を見事にコピーしており、二人の掛け合いが映画の見どころの一つとなっています。
マーク・ラファロ(ルイス・リード)
アダムの父親であり、タイムトラベル技術の開発者。マーク・ラファロは『アベンジャーズ』シリーズのハルク役で知られ、本作では科学者としての知的な一面と父親としての感情的な一面を巧みに演じています。
ジェニファー・ガーナー(エリー・リード)
アダムの母親エリーを演じるのは、『エイリアス』や『13 ラブ 30』で有名なジェニファー・ガーナー。夫の死後、シングルマザーとして12歳のアダムを育てる姿が描かれ、母と息子の関係性にも感動的な場面が多数あります。
ゾーイ・サルダナ(ローラ)
アダムの妻であり、彼を未来へ導く重要なキャラクター。ゾーイ・サルダナは『アバター』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などで活躍する人気女優で、戦闘シーンでも躍動感あふれる演技を披露しています。
キャサリン・キーナー(マヤ・ソリアン)
本作の敵役で、タイムトラベル技術を独占しようとする人物。キャサリン・キーナーは『ゲット・アウト』などの作品で印象的な悪役を演じており、本作でも冷酷な野心家を見事に演じています。
レビュー
ポジティブなポイント
- 感動的な家族ドラマ:アクション映画でありながら、父と息子の関係や自己成長といったテーマが強調されており、単なるSFアドベンチャーにとどまらない。
- ライアン・レイノルズとウォーカー・スコーベルの掛け合い:二人の息の合った演技が、映画の魅力を大きく引き上げている。
- テンポの良いストーリー:無駄のない展開とユーモア、アクション、感動のバランスが絶妙。
- 視覚効果とアクション:未来の技術や戦闘シーンがダイナミックで、視覚的にも楽しめる。
ネガティブなポイント
- タイムトラベルの設定が緩い:深く考えると矛盾があり、タイムパラドックスについて厳密に考える人には少し物足りないかもしれない。
- 敵役の存在感が薄い:キャサリン・キーナーの演技は良いが、悪役としての脅威があまり強調されていない。
- 既視感のあるストーリー:過去のタイムトラベル映画の要素が多く、オリジナリティに欠ける部分も。
総評
『アダム&アダム』は、タイムトラベルをテーマにしながらも、単なるSF映画にとどまらず、家族愛や成長を描いた感動的な作品です。ライアン・レイノルズの魅力的な演技と、ウォーカー・スコーベルの新人らしからぬ演技が光る一方で、ストーリーの新鮮さや敵役の存在感に課題が残る部分もあります。
とはいえ、アクションやユーモア、感動のバランスが良く、家族で楽しめる作品としては十分なクオリティです。Netflixで視聴可能なので、気軽に楽しみたい方にはおすすめの一本です。
評価:★★★★☆(4/5)
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